ジャカルタ視察、インドネシア進出検討など目的での出張旅行前の方にお伝えしたいこと

IT企業などサービス系の会社、

非製造業の日系企業さんのインドネシア進出検討がまた増えてきたように感じています。

ジャカルタ視察旅行で当社にもお立ち寄りいただいております。

 

100%外資、合弁会社、ローカル会社の全ての設立・立ち上げに関わった経験ありますので、

いろいろお伝えできることはあると思います。お気軽にお声がけいただければと思います。

 

予定を調整できなかった場合を除けば、原則お会いしてお伝えできることをお伝えしています。

 

ジャカルタでお会いしたときに、どんなところを回られるのかお聞きするのですが、

”渋滞が酷いというので予定組みにくくて”とか”以外に予定埋まらなくって”とお聞きすることが多くあります。

折角の機会なのに1日の予定が1アポ以外は街を見て回るだけ、というような予定をお聞きすることもあります。

もったいないです。ジャカルタ、見て回るところないです。。

 

高級モールと現地の人向けのモールと行って、伝統市場でもみて、モナスを遠目に見たりしたら、

もう他に見るもの、立ち寄るもの無いです。

 

その辺りを散歩して街の雰囲気を感じようなんて思っても、暑くて5分で後悔します。

折角の機会をうまく活かしていただくため、効率よくアポいれて、回れるように少しコツを共有したいと思います。

 

 

どんな方と会うべきか?

 

出張目的によってもちろん変わってくるのですが、

もしもその出張が典型的な初めてのジャカルタ視察旅行だとすると、

会社設立コンサル会社系、税務会計コンサル系、人材紹介系、レンタルオフィス・不動産系、貴社の業態・事業と関連のある会社になるかと思います。

 

最低資本金は?など会社作るためのあれこれについてヒアリングし、

設立後、日々、税金とか会計業務としてどのようなことをしなくてはならないのか?

費用感は?を確認し、採用について、給与相場について、賃料相場やエリア別の情報などを確認すると、

大凡、進出のためにナニをやらなくてはならなくてどのくらいの費用が掛かるのかが見えてくると思います。

 

それらの現地企業に全くコネクションがない場合でも、WEBから問い合わせると結構会ってくれるはずです。

最初のうちに会った方に滞在中に別の方を紹介いただくケースも多いと思います。

旅行の疲れはあるでしょうが、”始めのうち”に予定を詰めておくことをお奨めします。

 

アポイントのお願いをする際、目的とステータスをお伝えしてください。

初めてのジャカルタ訪問でジャカルタ進出はまだ検討始めた段階なのか、

本格検討にはいっているのか、

 

ステータスを正直にお教えいただいたほうが現地サイドもどんなお話をするべきなのかイメージがし易いです。

 

 

エリアを意識しましょう

日系企業で働く日本人から多く話を聞くケースが多いと思います。

日系企業が多く入居するオフィスビルに

ミッドプラザ、Wisma Keiai、Summitmas、Sentral Senayanなどがあります。

同じビルに入力する異なる企業に別スケジュールで訪問するのは時間の無駄です。
なるべく続けて、ビル内移動でいけるようにしましょう。

 

工業団地に行く場合も、行って帰るともう半日以上終わってしまうので、

工業団地内の複数企業を訪問する場合は1回の訪問でどちらも行きたいところです。

 

 

特に渋滞する通りとタイミングを知りましょう

最近ではいろんな場所で工事が行われていて、

この影響でどのポイントがどの時間帯に混むのか読みにくくなってきました。

アポイント先の方に前の場所を伝え、どのくらい時間かかりそうか聞いてみると良いかと思います。

 

目抜き通りスディルマンやそれに連結するタムリン通りなどは、朝7時〜10時、16時〜20時の間、車のナンバー末尾が偶数か奇数かで通行規制がはいります。

タクシーはこの規制の影響を受けませんが、

レンタカーやチャーター車の場合はこれを考慮の上スケジューリングする必要があります。

前述のWisma Keiai、Summitmasはスディルマン通りにしか入り口が面してないビルです。

 

当たり前ですが、朝、オフィスビルが集まるジャカルタ中心エリアに向かう道、工業団地に向かう道は込みますし、夕方以降、逆の道が込みます。金曜の夜も混みます。

 

 

食事の時間を活用しましょう

正直申し上げてジャカルタでの食事は期待できません。

インドネシア料理、まぁ人の好みなのであんまり強くは言えませんが、絶対に食べなきゃいけないものでは無いかなと思います、、個人的には。。

 

ですので仲間うちで食事を楽しむよりは、割り切って食事の時間をうまく情報収集インタビューや打ち合わせで使うべきだと思います。

現地で働いている情報提供する立場の人もランチ時間や終業後の時間を使ってとかのほうがスケジュール負担ないですし。

夜ご飯はその人に依りますね。家族がいらっしゃるかどうかやお酒が好きかどうかで人によって全然違いますので、ここはストレートに聞いてみると良いのではないでしょうか?

 

視察する側の皆さんとしては、会う方のオフィスの様子を見てみたいと思います。

ただ、その目的が凄く強くない場合は、ヒアリングを受ける現地で働いている人としては、ランチyあオフィスビルにある喫茶店などでコーヒーでも飲みながらのほうが、会議室予約の手間もいらなかったりするので有難かったりします。

アポ依頼時に近くの喫茶店とかでも、と伝えてみると良いのではないでしょうか?

 

この場合、現地事情に詳しくないからお店選びが難しい、、という問題があると思いますが、頑張らずに現地の人に任せて良いと思います。

誰でも数年ジャカルタにいれば、何件かそういうシチュエーションに相応しいお店を知っていますし、予約なども慣れているので、店選び、予約は任せてしまって失礼ではないと思います。

 

金曜のお昼はムスリム男性は金曜礼拝することになっていることも忘れないでください。

打ち合わせ相手がムスリムの場合、金曜の11:30〜13:00くらいまでの時間は自由にしてあげる必要があります。

ドライバーさんも(人に依りますが)モスクに行きたいはずです。

 

 

予定が埋まらずフリーな時間があった場合

JETROさん、Jakarta Japan Clubさん等にアポとって訪問してみてはいかがでしょうか?

ジャカルタ・インターナショナル・エキスポとか、Indonesia Convention Exhibition、ジャカルタコンベンションセンターなどでイベントやってることが多いので、覗いてみても良いでしょう。

http://www.jiexpo.com/events/
http://ice-indonesia.com/event-list/
http://www.jcc.co.id/index.php/events-schedules.html

 

 

当社はSiamtupangエリアにあります。

ご来社希望の方はこちらからご連絡いただければ幸いです。

Yoshi
Yoshi

https://www.logique.co.id/blog/ja/author/yoshi/

LOGIQUE’s founder and CEO. After working as a business development consultant at a consulting firm, he started a business in Japan, exited, and then moved to Indonesia, where he now manages multiple companies.

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