脱チャイナや東南アジアブームなどの要因もあって、
インドネシアに日系企業の進出が多くなってから5年ほどたちますがいままではやはり製造業の進出が多く、
サービス企業の進出はまだいまからといったところです。
IT系企業は2013年に一度ブームを迎えたのですが、
そのときに進出した多くの企業が撤退・縮小してしまった寂しい実態があります。
IT企業のなかでもSI会社やインターネット広告を扱う会社などが多かったように思います。
本来参入障壁の低いWEBサイト制作の仕事ですが、
この分野での参入はあまり目立たなかったように思います。
インドネシア地場のWEB制作会社が低い価格でサービス提供していたことが1つの理由かと思います。
またターゲットを日系企業に設定した際に、日系の進出会社は製造業、特に車・バイクの系列部品会社が多く、これらの会社はそれほどマーケティングが必要なくWEBサイト制作運用ニーズが小さいということもあったかと思います。
幾つか存在したWEB制作プレイヤーは、インドネシアで生活したいからという理由で個人でインドネシアに渡ってきてフリーランスのような形でやっている方が数人いたくらいで、ある程度大きな会社が大規模にサービス展開しているということはなかったと認識しています。
2017年現在、インドネシア、ジャカルタのローカルのWEBサイト・ホームページ制作会社も単価は上がってきており、在インドネシアの日系WEB制作会社は確かなクオリティと日系ならではきめ細かいサービスを提供できればインドネシアの日系の会社には確かなニーズがあると思います。
現在、日系でWEBサイト/ホームページ制作をしているのは当社LOGIQUE以外だとネット広告会社、広告代理店などになるかと思います。数は多くありません。
ただし、引き続き難しいのは、日系の在インドネシア会社でWEBをビジネスに活用していこうという会社が目に見えて増えてはいないことです。また、しっかりネットの活用に取り組んでいる・いこうという会社はインドネシアだけにとどまらず、他の東南アジアの国でも活躍しているので、日本や他国と共通の戦略・プラットフォームを活用するケースが多く、インドネシアでディールしてインドネシアに最適なやり方を実行することが難しい状況があります。
日系のクライアントからだけでなく、現地の会社、在インドネシアの他国資本系会社からの仕事も受託していかないと生き残りは難しいかと考えています。
さて、ではインドエンシア現地のWEBプロダクションはどうなのでしょうか?
それなりの規模の制作会社は少なく、中小規模というよりはフリーランサーが集まってチームとして受託している形が一番多いです。
これらチームは法人格をもっていないので、長期的な取引をする際には問題になることが多いです。
弊社にもそういった会社が消えた後のお助け作業をやった経験が何件もあります。
やはりある程度しっかりした会社に委託したほうが良いと思います。
しっかりと経験も長くWEB制作をしている会社であれば、クオリティや基本的な仕事の仕方ですごく日本の会社と違うことはないと思います。ただそういう会社では制作費もそんなに大きく変わらないとなります。
より広告に比重をおいているようですが、ideoworks.idやE-commerceサイトの構築を得意にしているkemanaなどは過去に競合したことあります。
こういった会社としっかり比較していただいた上で日系のメリットなど感じて頂き弊社をご選択いただければ幸いです。
YOSHI @ LOGIQUE DIGITAL INDONESIA