インドネシアのタクシー大手2社(ブルーバード、エクスプレス)の上半期決算はどちらも大幅な減収減益となった模様。
エクスプレスは売上高が前年同期比で58%減少、損失はほぼ売上(1,587億ルピア)と同額の(1,333億ルピア)となった。
ブルーバードは売上高が前年同期比で16%悪化の2兆821億ルピア。
インドネシアでは既にUBER、Grabに加えゴジェックもGo-carを始めているので配車アプリがすごく普及しています。
便利だし安いし安全だし領収書の管理簡単だし、普通のタクシーを使う意味が個人的には分かりません。
当然、伝統的なタクシー会社もここに対抗していかないと厳しいわけですが、新勢力に対する苦戦を今回の結果も如実に表しています。
売上を50%以上減らし、大赤字を計上したエクスプレスはネットを、また配車アプリサービスを活用できていません。
昨年末にUberと連携しエクスプレスの運転手がUberドライバーとして働くことを許可するというようなアナウンスをしました。ただ、これ、エクスプレスのメリットが良く分からず、運転手労働組合とかに気を使っているだけなのかなと思いました。(実際、上記決算発表と同時にコスト削減のため従業員250人の解雇を発表しています)
この後、Uberを利用していてもエクスプレスの名前はどこにも出てこないし、エクスプレス車両がアサインされたことは一度もありません。
おそらく発表後、特に具体的な提携には進んでいないのでしょう。。
これに比べるとブルーバードは、自前でオンライン配車サービスを提供したり、ゴジェックと組んでGo-carアプリ内でブルーバードをオーダーできるようにするなど、業界圧倒的1位の地に安住することなく、配車アプリに対抗、また協業しています。それでもこれだけの減収です。(減益幅も前年同期比16%減)
エクスプレスにここから巻き返す力があるかというと厳しいと思います。業界下位の伝統的タクシー会社はもっと厳しいでしょう。
ゴジェックがバイクタクシー市場を大きく変えだしたタイミングですぐに何らかの手を打たなければなりませんでしたね。
ボードメンバーに、ITやネットに詳しい方がいそうには思えないので、、こういう会社こそ、コンサルティング会社を活用すべきでした。。
こんな大きな会社でもこんなに短いタームでこんなことになってしまうので、、
餅は餅屋にということで、ネット活用コンサルティングいたします。
インターネットとかわからないんだよ、モバイルアプリとか作れるの、のようなご相談からお気軽にご連絡ください。
YOSHI@LOGIQUE
2018年12月追記
白い方は、もうダメそうです。
かなり末期なので近いと思います。